消え(壊れ)てからでは遅い!バックアップの重要性!|オープンソースの倉庫管理システム(WMS)【インターストック】

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消え(壊れ)てからでは遅い!バックアップの重要性!

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在庫管理システムが稼働している物流現場では、日々入庫、ピッキング、移動、出庫業務によってサーバーにある在庫データが刻々と変化しています。
万が一、サーバーのハードディスクに障害が生じた際、短時間で復旧するために重要となるのがバックアップです。
今回は一般的に行われているバックアップについてお話ししたいと思います。

パソコンやハードディスクは機械のため経年劣化していき、年数が経つほど、故障の確率は高まります。
また、新品で購入した場合でもロット不良や落雷による電圧過負荷などにより、突然故障してしまうことがあります。

では、どのようにバックアップを行えばよいのでしょうか。

◆外部記憶装置にバックアップ
USBメモリや外付けハードディスクなどの外部記憶装置にデータをコピーする方法です。
USBメモリは、当日在庫データなど一時的なデータのバックアップを行うのに適しています。
外付けハードディスクにバックアップを取る場合、必要な在庫データを単にコピーするだけのものと、ハードディスク数本が1体化した装置に分散して
コピーを行い、外付けのハードディスクに障害があった場合にも簡単に復旧できるハードディスクがあります。

◆メディアにバックアップ
CDやDVD、Blu-ray Discなどのメディアにバックアップする方法です。
在庫管理のクライアントパソコンであればパソコン内にデータを保持する必要もないため、使用開始時にパソコンデータをまるごとイメージ化して
バックアップしてメディアで保管しておけば、ハードディスクを交換した場合でも環境をすぐに復元することができます。

◆クラウドにバックアップ
GoogleやMicrosoftなどが提供するクラウド上にデータをバックアップする方法です。
自社で在庫管理用サーバーを置いた状態でクラウドにバックアップを行う事例はほとんどありません。
クラウドとの連携がいまだ確立されていない点と、費用面がかさむのがネックとなっているためです。

◆専用記憶媒体や装置にバックアップ
DATやLTOと呼ばれる専用媒体や管理サーバー下に置かれたバックアップ専用サーバーにデータをバックアップする方法です。
ここまでの規模になると、主に法人仕様のバックアップ方法になります。
大規模な在庫管理システムになると複数の方法や装置を使用して、日次、週次、差分、完全などのバックアップを専用ソフトで
制御して行います。

バックアップの考え方は会社により様々あり、一概にこれといった推奨方法を挙げることはできませんが、システムとバックアップは
切っても切れない密接な関係にあります。

サーバーにあるデータの他に最低でも2か所以上の場所やメディアにバックアップがあればデータ消失のリスクは限りなく低減できます。
今一度、バックアップ体制の見直しをしてみてはいかがでしょうか。