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中間流通が生き残るための物流戦略  ~3つの戦略ポイント~ (4)

mailmaga94

 

2月3日の節分も終わり、いよいよ春が近づいてきました。

一般的に立春の前の日である2月だけを節分と呼んでいますが、
本来、節分というのは立春・立夏・立秋・立冬の前の日のことを指します。

こうした季節の変わり目は、心も体も変調をきたしやすいようです。

体の不調は心からくることが多いようです。

日頃の貯め込んだストレスが免疫力を低下させてしまい、季節の変わり目に体調を崩し
てしまいます。

ある調査によるとストレスにより人間の免疫力が70%も低下してしまう結果が出たようです。

まさに「病は気から」ですね。

仕事をしていてストレスゼロというわけにはなかなかいきませんが、ストレスを軽減する方法
いくつもあります。

その方法の一つとして「自然に感動」することがあげられます。

道ばたに咲く花や、遠くの山に沈む真っ赤な夕日に・・
春の匂いを感じる新鮮な空気や風に揺れる緑の葉に・・

大自然の不思議さや公平さにいつもより少しだけ心を向けることで、普段は感じることのない
「生かされている」という自覚が生まれます。

朝の通勤時に周りの自然をちょっとだけでも意識してみてください。

その時だけは、損得勘定や見栄やプライドは捨てて、肩の力をちょっと抜いて深呼吸してみま
しょう。

だれでも簡単に心を軽くする秘訣をご紹介しました。
今日は普段よりちょっとだけ、自然を意識してみてはいかがでしょうか?

みなさんの心のゆとりが良い仕事につながれば幸いです。

 

***過剰な在庫が経営不振の要因***

 

さて、今シリーズでは廃業していく卸売業と生き残り発展する卸売業との経営戦略の差を物流
IT視点で整理して考察しています。

その3つのポイント(要諦)は、

『1.物流オペレーションの基礎力』

『2.物流オペレーションを支えるITの構築力』

『3.ITによるリテールサポート力』

であり、今回は3つ目の「ITによるリテールサポート力」について説明します。

『中間流通不要論』が叫ばれ、最近の卸売経営における売上不振の要因とされることが
多いようですが、果たしてそれは真の原因でしょうか。

むしろ時流に合わない自社の営業や販売の方法やシステムの後れに起因するものと考えます。

自社で売れない在庫を過剰に抱え、経営不振に陥る企業が多いのが実情ではないでしょうか。
何故過剰に在庫を抱えてしまうのでしょうか?

この理由として消費低迷を上げる企業経営者は少なくないようですが、こうした外部環境だけに
課題の視点を置くと未来が拓けてきません。内部に目を向けると在庫を過剰に抱える真の要因
が見えてくるはずです。

世の中消費低迷といってはみても、売れる商品は沢山あります。
ECの販売が右肩上がりに伸びているのは、購買行動の便利さもありますが、世の中のニーズ
に敏感にレスポンスしていることが大きな要因です。

 

***ネットワークを活用したリテールサポートで価値を向上***

 

卸売企業は、自社が抱える情報ネットワークを活用し、小売に対して需要を的確に提案していく
必要があります。小売りで販売が伸びれば当然それが卸売に返ってきます。

小売にはない俯瞰的な視点からのマーチャンダイジングが卸売経営にとって生命線となるでしょう。
消費ニーズが多様化している今日において、自社の商品構成が従来のままではいずれ行き詰まります。
商品の絞り込み、専門性の追求に方向転換し、他社との差別化を図る必要があります。

また単に需要を察知するだけではなく、需要を創造する役割も必要になってきます。
小売に対してこれから売れるだろう商品を提案し、消費者に対して需要を喚起する活動が求められます。
従来のように”いま売れているもの”を在庫する受動的な活動ではなく、これから売れるだろう商品の需要
創造により自社が市場をコントロールする主体的な活動が可能になります。

ITを駆使し、ネットワークを有効活用し、自社の営業担当者のリテールサポート力を向上されることで
卸売企業が小売りに提供できる価値は向上させていけるのです。

 

***’個’から’和’による維新を実現しよう***

 

現在日本には約38万社の卸売企業が存在します。
その数が今後減ることは間違いないでしょう。
しかしそれは卸売業の衰退ではなく、最適化であると筆者は考えています。

メーカーの特約店制度に守られた卸が独占的に流通を担っている問題もあります。
日本のサプレイチェーンの全体最適化を阻んでいるのが、こうした日本の伝統的な商習慣である
ことも否定はできません。

しかし、卸売業は自らの立場でそれをどう変えていくかを模索しなければなりません。

卸売経営にとって物流活動が最も重要な活動であることは前回までの内容でもお伝えした通りです。
そしてその物流活動は今日の卸売企業の存在価値について問題提起しています。

在庫コスト、配送コストなどの物流コストを他社よりも削減する為に、日々の物流オペレーションを徹底的
に効率化させ、ITを活用して物流品質の向上、リードタイム短縮を図りましょう。

そうした競合他社との切磋琢磨により卸売業全体のレベルUPがされることを願います。
卸売企業が保有する各企業間との情報ネットワークは日本経済の流通において必要不可欠です。

しかし、従来のネットワークの活用だけに甘んじていては時流に乗り遅れてしまいます。
サプライチェーンシステムの刷新を模索し、卸売企業同士での情報ネットワークの共有化も今後は
必要となってくるでしょう。

幕末の時代、日本が”個”の力で、”和”により維新を成し遂げたように、これまで”個”で勝ち取ってき
た卸売企業の地位は、”和”によって維新される時を待っています。

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