昨今、ネット社会は日本に浸透したのか!?|オープンソースの倉庫管理システム(WMS)【インターストック】

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昨今、ネット社会は日本に浸透したのか!?

2014年度は1月13日が成人の日でした。当日は多くの学生、社会人が成人の仲間入りを果たしました。

成人の日を迎えたからと特別何かが変わるというわけではないのでしょうが、未来の担い手が増えることは純粋に嬉しく思います。

さて、新成人が誕生したところで今回は成人のIT活用スキルを国際比較したデータを皆様にお伝えします。

日本の成人の読解力や数的思考力はともに他国と比較しても1位という結果が出ました。
それは義務教育や企業の人材育成、日々の学習習慣のおかげだったのですが、IT系統のコラムということで成人のIT活用力に注視してみます。実は日本は他国と比べても平均並みでIT活用力は10位という結果に終わりました。

ところでIT活用力の調査方法が指定された条件を満たす商品をインターネットで購入すること。

表計算ソフトで作成された名簿を用いて、条件を満たす人のリストを作成した上でそのリストをメールで送信することの2つのテスト実施ということですが、二つのテストを組み合わせると「グループでスケジュール調整し、イベントチケットを取るまでをネットだけで行え」というような、日本の中年以上の成人はネットより電話やサービスマンや部下などの人間関係に頼ったほうが早くできる課題です。

そもそも調査の入り口でネット経由の調査を拒否する人は、紙による回答となりIT活用力テストは受けていないということでその割合が日本では3分の1もいました。

本テストを受けた3分の2の人だけなら他の国々の成績を大きく上回っているという点から、「ITを活用した問題解決能力」が単に低いというより、「日本はITを使わなくても便利な社会がそれなりに確立しており、使わないで済ます層と積極的に使う層に二分化している」という結果が真実だと考えることができます。

ということでネットは現在は全世代に浸透しているわけではないが、今後学生時代からネットに触れている世代が増え、確実に全ての人の生活に関わりネットを活用したビジネスは今よりもさらに過熱していくことでしょう。