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第4次産業革命の到来 経済産業省が示した「新産業構造ビジョン」をロジスティクスの観点で探る(7)

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ノイマン型コンピュータの開発者として有名なジョン・フォン・ノイマンは、人類史上最高のIQを持つと言われ、
「火星人」、「悪魔の頭脳」等と評されました。第二次世界大戦時には、原子爆弾を開発し、ノイマン型コンピュー
タの開発者としても有名です。

そんなジョン・フォン・ノイマンのIQはなんと驚愕の300!人類の平均的なIQが100とされ、200だと超天才です。
あのレオナルド・ダ・ヴィンチでさえ205ですから、ノイマンが地球人ではないと言われたのも頷けます。

しかし、そんなノイマンを超える知性が今この地球上に誕生しようとしています。

今から約30年後、コンピューターの処理脳力は現在の100万倍にもなるといいます。
これを人間のIQに換算するとおよそ1000万だそうです!!人類史上最高のIQの持ち主であるノイマン3万人
分の頭脳です。まさに人知を超えた超知性がこの地球上に誕生するわけです。

2年ほど前の話しですが、「12 Risks That Threaten Human Civilization」というタイトルのレポートが世界中で
話題になりました。結構衝撃的な内容でしたので、覚えていらっしゃる方も多いと思います。

直訳すると「人類滅亡12のシナリオ」という世にも恐ろしいタイトルですが、これは当時オックスフォード大学やそ
の関係機関によって発表された大真面目なレポートです。

その気になる人類が滅亡する12のシナリオですが、

1.極端な気候変化
2.核戦争
3.世界規模のパンデミック
4.生態系の崩壊
5.国際的なシステムの崩壊
6.巨大隕石の衝突
7.大規模な火山噴火
8.合成生物学
9.ナノテクノロジー
10.人工知能
11.その他の全く未知の可能性
12.政治の失敗による国際的影響

ここで注目したいのはやはり、10番目の人工知能です。今から約30年後にはノイマン約3万人分の頭脳を持った
人工知能が我々人類の目の前に現れるわけです。果たしてこのレポートが危惧する通り、我々人類は人工知能に
より奴隷化される日がくるのでしょうか・・・

 

*** 新たな経済社会システムの構築 ***

 

本シリーズでは2017年5月30日に経済産業省が発表した「新産業構造ビジョン」の内容を簡潔に要約しながら、来る
第4次産業革命で何が起こるのか、そしてそのチャンスをロジスティクス領域でどのように活かすことが出来るのか
を考察していきます。

第4次産業革命において、日本が目指す「Society5.0」実現の為には、これまでとは全く異なる新たな経済社会システ
ムの構築が必須となります。
今回は日本がデータの利活用を国を上げて促進する為の今後の経済社会システムの在り方について考察します。

※「Society5.0」についての詳細は本シリーズ第一回をご参考下さい。
http://www.inter-stock.net/column/no156/

現状の産業構造、就業構造では様々な横断的課題が「Society5.0」の実現を阻みます。

これまでにない新たな経済社会システムの構築が必要になるわけですが、それを下記の7つに整理して解説します。

1.ルールの高度化
2.イノベーションエコシステム
3.経済の新陳代謝システム
4.人材育成・活用システム
5.社会保障システム
6.地域・中小企業システム
7.グローバル展開

 

*** 1.ルールの高度化 ***

 

まずは、データの利活用を促進する為にこれまでの知財ルール(特許権や著作権等)と標準ルール(国際標準、JIS等)
に加え、データルールを構築する必要があります。
既存の知財や標準ルールの見直しも必要になりますので、この3つのルールを複合的かつ戦略的に見直しをする必要
があります。

データには大きく分けて”産業データ”と”個人データ”と”公共データ”に分けられますが、それぞれのデータを各国や企業
でオープンに利用していくためには、現在のルールでは不十分です。よってデータの保護と流通のバランスを考えた新た
なルールの構築が急務となります。

産業データにおいては、データオーナーシップの考え方を速やかに社会に普及させ、そのガイドラインの策定も進めてい
く必要があります。
※データオーナーシップ・・・法律や契約に基づくデータの利用権限のこと

個人データについては、データのポータビリティによる個人起点のデータ利活用を促進させます。
※データポータビリティ・・・各個人が自己のデータを自己の意思により活用する権利のこと
その為には、個人情報を預かる銀行のようなプラットフォームの構築が必要です。

 

*** リアルデータプラットフォームの構築 ***

 

第四次産業革命の第一幕は、ネット上のバーチャルデータをめぐる競争でした。第二幕は製造現場、流通現場などの
リアルな世界のデータをめぐる競争となります。Amazonもこれまでアウトソースしていた物流を自社で行う戦略に変更し、
リアルデータの収集に向けて早速改革を進めています。

日本でも企業や組織の垣根を越えて、データを集め分析してビジネスに活かす為のリアルデータプラットフォームの創出
を進めていかなければなりません。データを提供し、それを利活用するメリットを明確化し、新たなビジネスモデルを描くた
めのメソッドも必要になるでしょう。日本の強みを最大限活かせるこのリアルデータ分野においては、世界の先進国にな
れる可能性が十分にあります。

 

*** まとめ ***

 

これまでの日本経済の成長は、全体のクオリティ・オブ・ライフを良くしようというものでした。
高品質なモノを大量生産して、良いものを安く作ると言う技術を追求した結果、恐らく平均値としては良くなってきたのだと
思います。

しかしそれを追求し続けた結果、日本の経済成長はストップしてしまいました。20年間経済成長のない状態です。
20年前の1997年の日本のGDP(国内総生産)は534兆円、現在は546兆円です。

一方米国では、1997年が8兆ドルで現在は19兆ドルで2倍以上に成長しています。

物流の世界もその例に漏れず、大量の荷物を安く運ぶことを追求した結果、人材が離れ、中小事業者がリタイアし、
大手に荷が集中した結果、運びたくても運べない現在の状態を招いてしまいました。

このままでは、経済の大動脈である物流がストップしてしまう恐れも出てきている状況です。

これからは個々の違う人達が違うなりに異能を発揮し、活き活きと暮らしていける社会を作って行く必要があると思います。
それぞれの人たちが自分と違うところを認め合い、共感し合うそんな協調・共創の社会です。

そのためには個々の意識が変わらなければならないのはもちろんですが、社会のルールも同様に変えていく必要があります。
時代にあったルールへ大きく変革をすることを恐れずにチャレンジする姿勢が大切です。

自然律に沿った社会ルールの構築と人々の規律あるモラルで社会が構成されれば、そこで生み出された人工知能という超
知性は、人類が滅亡する12のシナリオの全てを解決してくれるかもしれないのです。

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