在庫管理の基本「現品管理」とは?|オープンソースの倉庫管理システム(WMS)【インターストック】

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在庫管理の基本「現品管理」とは?

mailmaga99

今回は在庫管理の基本と言われる、
現品管理(げんぴんかんり)」についてお話をします。

在庫を管理する場合、まず5Sが基本となります。
この5Sとは、
1.整理(せいり,Seiri)
2.整頓(せいとん,Seiton)
3.清掃(せいそう,Seisou)
4.清潔(せいけつ,Seiketsu)
5.躾 (しつけ,Shitsuke)

その中でも整理、整頓は特に必要とされ、いつ、どこに、何の在庫があるのか誰でもわかるようにすることが、「現品管理」です。

現品管理で最も重要なことは、在庫を決められた位置に置くことです。
在庫を確認したいとき、直接倉庫に行けば簡単に確認はできますが、現品管理が出来ていないと、その在庫数は本当に合っているのか、正確な在庫が把握できない可能性があります。

正確な在庫が把握できていないと、入出荷時に時間がかかってしまいます。
時間がかかりすぎるということは、人件費がかさんでしまい、利益を圧迫してしまうことになります。
そして、商品が良品なのか不良品なのか、何個入っているのか一目ではわからなかったりします。
5Sとはそれらの課題を解消する基本中の基本といえるのではないでしょうか。

先ほども述べましたように、現品管理で最も重要なことは、在庫を決められた場所に置くことです。
そこで【3つの定】と呼ばれる要素を見える化することより現場での迷いを撤廃することが大切です。

【3つの定め】
1.定められた場所に(場所表示)
2.定められた品物を(品目表示)
3.定められた量だけ(量表示)

場所・品目・量を表示することによって「何故、その在庫がそこに置いてあるのか」が分かります。
現品管理をしっかりと行うことにより、過剰在庫の抑制・在庫削減・欠品の防止だけでなく、次の日程/生産計画を立てることもできます。
また、進捗管理、棚卸時、集荷時にもモノの流れが明確になっていれば、滞留時間・製造リードタイムも短縮できるのではないでしょうか。

始めは、大変かもしれませんが、習慣づけができればかなりの業務効率化が図れます。
是非、参考にしてみてください。