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物流業界トピックス

食品業界の品質は食品物流システムで決まる!第5弾

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入出荷検品を徹底する事で在庫管理が大きく変わる!課題(3)

ここ最近は特に危険な程の猛暑が続いていますから、熱中症対策は重要ですね。
水分補給は細目にするように心がけています。

さて、本シリーズ最終章として「入出荷検品の徹底化!」のテーマに沿ってお伝えさせて頂きます。
我々が問合せを受けるケースとして、多くある課題が下記の3つであるとお伝えさせて頂きました。

1) 目視、手書きによる検品時のヒューマンエラー(誤入荷、誤出荷)
2) 理論値と合致しない実棚在庫。膨れる棚卸作業時間
3) ロット管理やFIFO対応(先入れ先出し)等の煩雑化した運用

前回の課題項目2)について振り返りますと、大きく分けてポイントは2つ。
チェック機能を掲載したシステムを利用する事による棚卸業務の工数削減を実現し、
理論値との合致しない実棚在庫の改善策と致しましては、責任者を明確にし、
責任者の管理下のもとイレギュラーを加味したオペレーションのルール化の実施をご紹介させて頂きました。

■ロット管理はWMSにお任せあれ!■

今回は課題項目3)の『ロット管理やFIFO対応(先入れ先出し)等の煩雑化した運用』について触れていきたいと思います。
食品業界では、ロット=製造日及び賞味期限として扱わられる事が多いですが、同一品目で複数のロットが存在する場合、
各ロット別に在庫を管理していく事が必要になってきます。
ロットとは、仕入・製造時の最少製品単位として知られておりますが、販売管理のシステム側ではなかなか各ロット毎に在庫を管理していくには、
機能が不足しがちです。
そこでWMS側で担う管理項目としてロット管理が挙げられます。
各ロット毎に在庫管理を行う事でシームレスなFIFO対応(先入れ先出し)を実施する事が可能となります。
オペレーションとしては、出荷時にハンディターミナルの画面上に反映されるロットを選択する事が可能となりますので、目視で確認できずとも同一品目のロット状況が把握できます。

■食品業界特有の商習慣3分の1ルール。裏側に潜む問われる意思決定スピード■

日本の食品業界特有の商習慣である3分の1ルール。
例えば賞味期限が製造から1年であった場合、製造から3分の1である4か月未満の商品を店舗で販売する。
4か月を超える商品に関してはB品扱いとなる。B品として販売する場合、販売ルートが通常とは異なり、キャッシュ&キャリー(C&C)や、
ディスカウントストア等で販売されるケースが多い。
他には、ネット販売での箱売りやキャンペーンと題した店舗のエンド販売での特売等が挙げられます。
そういう私も前職ではB品の商品を現金問屋へ流したり、店頭試飲販売等でキャンペーンを打ち、特売等で処分を行っておりました。
一般ルートではなかなか販売する事が難しくなるのですが、かといって廃棄処理するには判断が早すぎます。

営業的観点でいくと、早期に別ルートに大ロットで販売していきたいところですが、経営陣からすると「なるべく値下げをせずに販売したい。」という
見解の相違からくる意思決定スピードの遅さが致命傷になりやすく、時間の経過と共に商品価値は下がり、販売価格は下がる一方で終いには原価を割った販売や、処分費を負担する廃棄処理と辿っていく事となります。
そこでのポイントとして挙げられるのが、B品として販売する(図1)判断ゾーン内での意思決定スピードが重要です。
早い段階でB品として販売したらいいのではないかと思いきや、定番商品等になると値崩れのイメージに繋がるような動きは避けたいので、完全に販売ルートを変えた取り組みが必要となります。
つまり、B品の販売ルートも予め構築した上で通常品を販売していく仕組みが必要となります。
WMSパッケージINTER-STOCKのロット管理機能には最大3つの日付管理機能が掲載されています。
予めロット毎に製造日、出荷期限、賞味期限などを設定する事ができます。その日付をKeyに検索機能で3分の1を切った商品を瞬時に把握する事ができますので、意思決定判断のスピードも必然と向上致します。

図1:B品販売判断ゾーン
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この度、『入出荷検品を徹底する事で在庫管理が大きく変わる』と題して3回に渡りお話をさせて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
食品業界に取り巻く特有のオペレーションに耐えられるだけの機能を兼ね備えたWMSのご紹介もさせて頂きました。
逆に、どんなに機能豊富なWMSを構築しても、責任者が不明確であったり、オペレーションの統一化がなされていない等、効果を得られない落とし穴も多く存在するという事にも触れさせて頂きました。
次回はそういった部分にもう少し踏み込んでお話をしていきたいと思います。

最後に、在庫管理の目的として大きく分けて「可視化」「効率化」の2つがあります。
そこに、「理想」「運用」「教育」の一貫性が保たれたWMSを構築する事によって「効果性」を最大に発揮できるよう、これからも日々学び、邁進して参りたいと思います。

著者:モリオ
飲料メーカーで培った経験を活かし、 食の安全と物流をキーワードに執筆活動開始。