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物流業界トピックス

効果性の高い倉庫管理システム構築の手引き -第12回-

no41-図1

■いよいよ業務改革案の作成へ

効果性の高い倉庫管理システム(WMS)の導入に向けて、これまで数回にわたって「前提条件の整理」の方法についてご紹介してきました。
「前提条件の整理」フェーズでは、自社が目指すべきビジョンやプロジェクトの目的を設定し、ビジョンと現状のギャップを見える化し、課題や弱点を浮き彫りにすることが目的になります。

“理想”“運用”“教育”の一貫性が保たれた倉庫管理システム(WMS)を導入するにこのフェーズが非常に重要であることは、これまでご説明してきた通りです。
時間をかけて、整理した情報を経営層や現場、開発ベンダーと共有することが出来れば、これからご紹介していく業務改革案の作成も進めやすくなります。

それではいよいよこれまで整理してきた情報を元に、倉庫管理業務の改革案を作成していきましょう。(図1)

業務改革案といっても、本手引きのテーマが「倉庫管理システム(WMS)の構築」ですので、あくまでその範囲は「倉庫管理業務の改革」ということになります。
物流という広い観点からいうと、より経営的視点から業務改革を立案することになりますが、本手引きではあくまで「倉庫内の管理業務」にとどめています。

業務改革案作成の大事なポイント

業務改革案を作成するにあたって、大切にしたいポイントが一つあります。
改革案を作成していく過程においては、時間や費用のかかるもの、物流部門単独では実施が困難なもの、取引先の協力を必要とするもの、片方を立てれば片方が立たないといったトレードオフの関係にあるものなど、様々な要素をもった改善案が検討されます。
そのようなとき、これまでに設定した改善の目的やビジョンを指針として協議・検討を重ね、最良の改善案を作成して頂きたいと思います。
なぜならそれが“一貫性”を保つ為にとても重要なことだからです。(図2)

no41 図2

■業務改革案作成の基本プロセス

業務改革案の基本プロセスは図3の通りです。
業務改善項目の整理からスタートし、最後は倉庫管理システム(WMS)の提案依頼書(RFP)の作成までを行います。
必要に応じて物流品質を管理する為の「物流QC工程表作成」や改革案を戦略的にマネジメントする為の「物流BSC作成」を行います。

no41 図3-1

「システム導入を行う際によく一番最初に作られる提案依頼書(RFP)の作成が一番最後?」と思われた読者の方も多いかと思いますが、そこが本手引きの一つのポイントでもあります。

あくまでシステム導入は目的達成の為のツールでしかないという観点からすれば、必然的にこのようなプロセスをたどることになります。
ビジネスプロセスをITに落とし込み、業務改革上必要な機能だけに機能を絞り込むことにより、IT投資効果の最大化を図ることが狙いです。
その他主な期待できる効果は下記図4をご参考下さい。

no41 図4

■まとめ

プロセスが沢山あって少し面倒なようですが、各プロセスで満たされるべき条件は非常にシンプルです。
また全てのプロセスを辿ることが絶対ではありませんし、プロセスの順序についても必要に応じて変更も自由です。
この手引きを参考に自社にあった進め方で業務改革案の作成を行って下さい。
次回は今回ご紹介した「業務改革案の作成」の各プロセスの具体的な進め方について解説をします。
是非ご覧ください。

 

※最後まで読んだ頂いた方に耳寄りなお知らせ※

これまでにサイト上にUPした本稿「効果性の高い倉庫管理システム構築の手引き」を1冊のPDF資料にまとめました。
無料でダウンロード頂けますので、是非自社のWMS構築&導入の手引きとしてお役立て下さい。
下記リンクをクリック頂き、ページ中段の1段目1列目の資料です。
https://www.inter-stock.net/flow/request/

 

著者:まさやん
製造業を中心にこれまでに300社以上の倉庫管理システムの導入を経験。
その酸っぱくて甘い経験を活かし、失敗しない効果性の高い倉庫管理システムの導入コンサルタントとしても奮闘中。