システム活用で快適な受注残管理を行おう|オープンソースの倉庫管理システム(WMS)【インターストック】

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システム活用で快適な受注残管理を行おう

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在庫管理を行う上で「受注残」という用語を使われると思います。
今回は「受注残」と在庫管理についてお話ししたいと思います。

「受注残」は「注文残」とも呼ばれ、どちらも意味は同じくお客様から注文を受けた(受注した)もののうち、まだお客様に引渡しが済んでおらず、売上も計上されていない在庫の状態のことをいいます。

例えばノート10冊の注文を受け、その時の在庫が5冊しかなく先行して5冊納品した場合、残りの5冊が受注残となります。
上記のように数量で残数を管理する場合もあれば(ノート@100円とした場合)受注残500円と金額で管理する場合もあります。

決算をまたぐ場合の受注残は、通常来期の売上として計上されるため、来期早々の売上見通しを立てることができます。
しかし、会社ぐるみで架空の売上を立てて受注残を不正に釣り上げたり、営業ノルマ達成のために架空の売上を計上し、ノルマ達成時にキャンセルを行うなどの不正行為を行い、これが明るみに出て大問題となった事例もこれまでに多々ありました。

受注残は、経営状態の把握にも役立つものですが、在庫管理との関わりも深く、複雑な在庫管理にどのように関わりを持っているのか重要なポイントをいくつか挙げていこうと思います。

◆出荷可能在庫数量を把握する
在庫管理を行う上で常に出荷可能な在庫数を把握しておくことが必要です。
在庫が不足が発生した場合、不足した在庫の発注を行い、未入荷のものを「発注残」といいます。

発注残と入荷日を正確に把握することで、実在庫がない状態でも受注が行えるようになります。
例えば、注文を受けた今日時点の在庫が0だとしても、納品日が翌日以降で発注残の入荷予定が翌日出荷可能だった場合には、「在庫がある」と判断され、受注可能となります。
その在庫数を有効在庫といいます。
反対に、翌日入荷が10個予定されている在庫でも、受注残が10個ある場合には、有効在庫は0になります。
この場合、新たに発注をしなければなりません。
在庫管理がしっかりできている企業は在庫切れの状態を無くし、売上機会損失のリスクを回避し、安定した販売を継続することができているのです。

◆発注時の基準在庫数を決める
在庫切れになったら発注をする、という発注担当者の方はいらっしゃらないと思います。
適正に発注を行うためには、売筋商品、特価セール品、動きの鈍い在庫などを常に把握しておく必要があります。
商品によってその売れ方は異なるため、商品の特性によって一定の在庫数を下回ったら発注する、という基準数(発注点)をあらかじめ決めておくことが重要になります。
これから出荷が必要な受注残の数や出荷予定日を正確に把握するということは、的確な発注数を把握しているといえるでしょう。

◆受注残と在庫管理の関係性
在庫管理とは、その言葉通り「在庫の数を管理する」ことです。
しかし、単純に現状の在庫数を数えて把握することが在庫管理ではないことは既にお分かりいただいていると思います。
今現在、倉庫の中に実在庫がなくても、明日入荷予定の在庫数や、出荷予定が決定している在庫数まで考慮することが「在庫管理」なのです。
発注残の入荷予定日、受注残の出荷予定日を考えながら在庫数を予測していく、ということが在庫管理の中でも重要な業務となるのです。

◆在庫管理システムを活用する
多種多様な在庫を手作業でリアルタイム把握しようとすると、とてつもない労力を消費することになります。
上記でお話ししたように在庫管理は、発注、受注、入荷、移動、出荷などの様々な要素を考慮しながら行っていくかなり複雑な作業です。
簡易な在庫管理であればエクセルなどでも行うことが可能ですが、限界があります。
また、営業部門などでも在庫状況の把握は必要であり、全社でリアルタイムの在庫状況を共有するには在庫管理システムの導入が効果的です。

INTER-STOCKはお客様に合わせた詳細なカスタマイズが行えるパッケージとして、導入企業様より好評いただいています。
在庫管理にお悩みの担当者の方は、ぜひ一度お問合せ下さい。