ついに始動!?セブン&アイグループの「オムニ7」|オープンソースの倉庫管理システム(WMS)【インターストック】

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ついに始動!?セブン&アイグループの「オムニ7」

mailmaga82
このメルマガでも昨今の新しいサービスについてご紹介していますが、
今度は11月01日より、セブン&アイグループからも「オムニ7」というサービスが始まりました。

このサービスは、ネットでセブン&アイグループの店舗(セブンネットショッピング、そごう、西武、イトーヨーカドー、LoFt、赤ちゃん本舗などのネットショップ)で買物をすると、全国のセブンイレブンで24時間受取が行えるというものです。

概要として
・全国に18,000店舗あるセブンイレブンで24時間商品が受取れる。
・セブンイレブン受取なら、送料・手数料無料
・セブンイレブンで返品・返金もできる。
・ネットでもナナコポイントがたまる。
というサービスです。

では「オムニ」とはどんな意味なのでしょうか。
ここ近年「オムニチャネル」という用語が様々な場面で使われ始めています。
これまで、実店舗、ECサイトでのショッピングをユーザーが使い分けていましたが、その垣根を超えた流通形態が「オムニチャネル」です。
意訳になると思いますが「オムニ」とは「すべて」を「チャネル」は「つながる」を意味し「すべてがつながる」という意味を持ち、
実店舗に行かずにその店舗の商品が購入でき、近くのセブンイレブンで受取・返品が行えるという実店舗とネットを融合した新たな分野への挑戦なのです。

セブン&アイグループではこれまで、そごう・西武百貨店とイトーヨーカドーとの共同開発を行い、百貨店から見れば、
良質で豊富なサイズ展開でデザインも優れたおしゃれなドレスシャツ。
しかし、価格的には従来の価格帯よりは安く手ごろなものを。

スーパーからすれば、今までにないデザイン性に優れた高品質なものを、少し高めでも豊富なサイズ展開の商品を…というコンセプトで双方妥協せず歩み寄った結果、双方で支持される高品質で、価格も手ごろで豊富なサイズ展開可能な商品の開発に成功し、同じシリーズが何と百貨店、スーパー共に並び売上を伸ばしたといいます。
この成功も1つの要因となり「オムニ7」が始動しました。

今でも、百貨店の包装には目に見えない「価値」があり、それなりのステータスを持つものと認識されている方も多いのではないでしょうか。
「オムニ7」も包装紙などを統一し、1つのブランドとしてして確立しています。

また、消費傾向について店舗だけでなく、インターネットを背景にスマートフォンやタブレットの普及で時間、場所を問わず様々なサービスが受けられるようになり、消費者は鋭い選択眼を持つようになりました。
品質が良く自分の好みにあった価格・商品・サービスならば「どこで購入しても同じ」という合理的な消費行動に変化しつつあると筆者は感じます。

業種、客層、価格帯を超えたこのサービスはどこまで進化するのか。
実際に試してみてその便利さを実感したいと思います。