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『食品ロス』の問題に対して企業が取り組むべき、物流・在庫管理について(5)

mailmaga94

いよいよ始まりました。プロ野球日本シリーズ2016。

肌寒い小雨の中、緊迫した初戦を制したのは広島でした。

期待が集中した主砲の中田、ここまで8勝1セーブと負けなしの
大谷投手が思うような活躍が出来ず、広島は投・走・打で
バランス良く、レギュラーシーズンと変わらない試合運びで
見事勝利しました。

野球にあまり詳しくない筆者もこの初戦を観戦して、個の能力で
戦う日ハムと全体的なバランスで戦う広島といった印象を受けました。

物流においても「全体のバランス」を重視する戦略が近年主流に
なりつつあります。
これまで在庫やマンパワーを1点に集約させ、オペレーションの
簡素化と在庫の圧縮を図る「拠点集約」が基本戦略でしたが、
「拠点分散」「全体のバランス」を重視する戦略にシフトしてい
ます。

人手不足やトラックなどの足回りの不足、産業構造の変化など
がその主な要因でしょう。

在庫についても1点集約ではなく、配送地区の近辺にバランス
よくバラまいてリードタイムと物量や走行量を最適化します。

労働集約型であった物流オペーレションは物流システムや
マテハン機器の高度化により、こうした全体最適へと変化して
います。

さて、前号から引き続き、新聞やTVなどでよく話題に取り上げ
られる”食品ロス”の問題に対して事業者向けの取り組みとして
物流や製品・材料の在庫管理について考察していきます。

前号では、製造、卸売、小売、消費者の全体の取り組みとして
「納品期限の見直し」について触れました。

今回は「製品や材料の在庫管理」について考察してみましょう。

”食品ロス”を削減する企業側の取り組みとして「在庫管理」
がとても重要な役割を果たします。

「過剰生産をなくす」「返品をなくす」「需要予測のずれをなくす」

企業では様々な取り組みを実施していますが、倉庫の在庫を
過去の出荷実績に基づく仕組みでいくら管理しても季節による
商品の入れ替え時期に大量に返品されてしまいます。

こうした返品を仕組みで減らす方法について解説します。

過去の出荷実績を元に発注数や生産数を決定しても返品は
減りません。それは出荷実績データには沢山の「不純なデータ」
が沢山含まれているからです。

小売側が消費者が求めているよりも多くの在庫を抱えてしまう、
それが卸側でも反映され、製造元メーカーには多くの消費者が
必要としている量よりも多くのオーダーが入ってしまいます。

こうした「不純なデータ」を取り除くためには、自社の在庫だけ
を管理するという視点から「顧客の在庫を管理する」という視点
に切り替える必要があります。

顧客である卸売企業やその先の小売企業の在庫や発注まで
目を向けるということが重要です。

では「顧客の在庫を管理する」には具体的にどのような
方法があるのか?

1.小売企業への販売提案

2.小売・卸売企業への情報支援

3.営業部門の評価基準作成

4.卸売企業の販売実力評価

次回は「顧客の在庫を管理する」この4つの方法について
実例を交えてご紹介します。